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夏目漱石『草枕』オフィーリアと豊かさと

大学一年の頃、二つ年上の人と付き合った。彼は「漱石の中では『草枕』が一番いい」と言っていた。私の知らない小説をチョイスするあたり、漱石がと言うあたりが、なんとなく癪にさわったけれど…
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円地文子『黝い紫陽花』と母への思い

実家の庭には三株の紫陽花が咲く。ガクアジサイとハイドランジア。 紫陽花を見ると、母の卑しい部分を見ようとする自分がいる。
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穂村 弘『世界音痴』な私とエイリアンズ

真っ暗な夜のバイパスを走っていると、「エイリアンズ」が頭に流れ、孤独に浸ってしまう。
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絲山秋子と私の断片

静かにもがいている時に読むとこの上なく寄り添ってくれる。絲山秋子の小説の読後感は私の記憶の断片と繋がっている。
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長島有里枝と私の記憶

メディアに踊らされていた私を、誰かが定義する女性像に飲まれた私を、長島有里枝はまたしても破壊してくれた。
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映画『ツィゴイネルワイゼン』と内田百閒、亀鳴くや

この映画は視覚的に凄いものがある。キツネにつままれたような感覚になる妖しい世界。
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芥川龍之介『桃太郎』から日本がみえる

芥川龍之介の「桃太郎」を読みました。鬼退治という名の征服、侵略でした。鬼にしてみれば、人間が鬼でした。
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