11月末で今シーズン営業終了となるゴルフ練習場に行ってきた。今朝はマイナス2℃、辺りは初雪の残雪もある中、昼間は天気がよいのでラッキーと練習場へ向かう。雪が降る新潟は練習期間が限られる。ずっと室内は寂しいもので…。
昔、BSでやっていた深夜番組、渋谷陽一『ミュージック・サテライト』を毎週楽しみに観ていた。MTVを見れる環境でない私にとって貴重な番組だった。記憶に残るもの多々ある中で、ダイナソーJr.のMV『Feel The Pain』を思い出す。
ソニック・ユースのような先鋭な感覚ではないけれど、心地良いダルさのダミ声と郊外感を漂わせる無骨なアメリカ感。ファッションセンスもそうだけど、原色の組み合わせ方が嫌味なく、絶妙な分量の塩梅さにセンスというか”らしさ” というものが醸し出されていて、なんだろうこの廃れた感じ(廃れてはいないが)の格好良さは…と思った。音も声も然り。
パンク、グランジ、オルタナティブな流れの中、履き慣れたデニムではなく、レトロなドレスコードに身を包み、挑むような皮肉のようなスタンスで、ニューヨーク・メットライフタワーを囲む街中コースをラウンドしていく。
YARDS 16007、PAR 5 (笑)
さまざまな障害を突破して、乗り越えた先のカップまで、ボールを運んで見事PAR!
とはいえ、歌詞であらわす喪失感、苦痛で滅茶苦茶な己の感情も、クリーンな自分を取り戻して行こうか…行くしかないよな、と歌う。
改めてMVをみると、ごちゃごちゃした街中やごちゃごちゃな苦痛も、仕方ないんだよと振り切った感もあり、二重三重にも深い意味合いがあった。
などと、ダイナソーJr.を回想しつつ、100切りを目指している私にとってこのMVは余計面白い。
やっぱりいいです、ダイナソーJr.。
このテキトーな感じ。
でも…、適当じゃないんだな。
街中ゴルフラウンド、いつかこんなゴルフがしてみたい。
無理?
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