情報空間

ミシェル・フーコーのまなざし『マネの絵画』

マネについて、膨大にある論考を辿るよりも、フーコーのストレートな解釈は、気持ちよいくらい分かりやすかった。マネにとらわれたフーコーと、マネとフーコーにとらわれた者の論考。
情報空間

エドワード・ゴーリーの絵本たち<Edward Gorey>

大人になった大人へ、去勢されても不安はなくならない。言葉以上に物語る絵は、言葉以上に虚しさを覚えるようで、なんだか心打たれる。
情報空間

マイク・ケリー<Mike Kelley>ーー去勢された社会で生きる

マイク・ケリーの魅力は「狂気」である。「満たされない欲望」を欲望し、気取った世界をぶっ壊してくれた。
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主観日記

あやちゃんへ Returned mail. User Unknown.

小学校の時に同じクラスで仲良しになったあやちゃん。毎年お互いの家で大好きな友達たちを呼んでお誕生日会を開いた。母の作るたくさんのご馳走と、プレゼントを開けた時の友達の反応を見ることが好きだった。
美術全般

マレーヴィチのシュプレマティズム、あらゆる創造は熱量とコンポジション

マレーヴィチの絵を知ったのは、美術の教科書または画集、あるいはザ・レインコーツ『ODY SHAPE』のアルバムだった。『黒い正方形』は、地球の底か、絵画の底か、その衝撃は私には訪れなかった。宗教的感覚もなければシュプレマティスム(絶対主義)もわからない。

「ミロのヴィーナス」と体にボルトが入っている人

どんな男がタイプ?と聞かれれば、「体にボルトが入っている人」と答えている。 大概は優しい人とか、面白い人とか、お金を持っている人とか、抽象的でつまらない回答であると思う。
主観日記

楽しいことばかりでは無いです。

楽しいことばかりでは無いです。 割合でいえば、一割面白ければ相当幸せだと思います。 危機は管理できないから危機なわけで。
主観日記

不快の端緒 シオランの救い

「不快感とはつねに、出来そこないの形而上学的体験にすぎないからである。」
情報空間

夏目漱石『草枕』オフィーリアと豊かさと

大学一年の頃、二つ年上の人と付き合った。彼は「漱石の中では『草枕』が一番いい」と言っていた。私の知らない小説をチョイスするあたり、漱石がと言うあたりが、なんとなく癪にさわったけれど…
情報空間

円地文子『黝い紫陽花』と母への思い

実家の庭には三株の紫陽花が咲く。ガクアジサイとハイドランジア。 紫陽花を見ると、母の卑しい部分を見ようとする自分がいる。
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