孤独なシュレッダー作業
10月が始まっている。
今日もいつも通り店内の掃除と、ネットメンテと、来店や来電対応の1日。
昨今、契約書類はクラウドへ保存することとなった。
10年近く溜まった書類という紙の束をシュレッダーにかけて破棄することが、当面の任務だ。
会社のシュレッダーが破壊力ある代物なら苦に思わないのだろうが、
10枚重ねた厚みにそれは耐えられない。
快適枚数は1〜5枚。
延々と永遠と続くと思われるほどの量。
明らかにつまらない、孤独なシュレッダー作業。
湿気のある日はシュレッダーの刃に束なった紙が詰まる率が高い。
そして動かなくなる。
その都度シュレッダーの扉を開け、停止状態を確認してから
目視できない刃の部分を、手探りで
絡まった紙の塊を指先で適当に削ぎ落とす。
頻度の高いこの作業を赤ランプが着いて作動しなくなるたびに行う。
まるで自分もシュレッダーの一部であるように動いている。
苦痛なこの作業をいかに前向きに捉えるか、、、。
私にとっては無駄な時間。
でも、やらなくてはならない任務らしい。
孤独を楽しむシュレッダー
だから、『ながらシュレッダー』
1日目はYouTube視聴。AirPods装着。
2日目も同様。
3日目も同様。
4日目は飽きてきた。でもYouTube。
5日目Kindleで読書。
意外と集中して読めている。
6日目Kindle読書。
7日目Kindle読書。
8日目、9日目もKindle読書。
飽きない。
10日目現物の本を読もうとしたが、右手はシュレッダー専用になるので
やはりスマホでKindleが便利。
11日目Kindle読書。
もはや読書がしたくてシュレッダーする時間が待ち遠しいような！
でも、やっていることはつまらない。
そんな日々が続いている。
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